新型コロナウイルスの拡大による影響で、ZOOMやSkypeをつかった遠隔でのオンライン授業が注目を集めています。
バケモノの出現が、業界を変えた
結果的に、コロナウイルスという名のバケモノが、旧体制的な教育業界を解体させ、新しい教育のあり方へと誘(いざな)っているのは、少し皮肉ですね。
ですが、今も昔も、イノベーションやレボリューションは、一定の制約や制限の中でしか起こりえないものですから、コロナがよい「きっかけ」になったのだとは思います。
異常な盛り上がり
ただ、世間のここ数ヶ月の「オンライン熱」は少し異常だと思います。みんな熱に浮かされたようにオンライン授業に注目し、その意外性と魅力だけがクローズアップされています。
オンラインとオフラインのデマケ
今、我々に必要なのは、オンラインの有能性を理解したその先に、もう一度視点を教室に戻し、「教室内」では、何ができるか/何をすべきかを議論することです。要は、オンラインとオフラインのデマケが必要ということです。
教室内での学習デザインの再構築
ただ単にオンラインの有能性に気づくだけで、オンラインとオフラインを二項対立的に捉えるだけでは、教育業界に何のメリットもありません。オンラインに目を向けるのと同じくらい、じゃあ教室では何ができるのか、何が不要なのか、という再考が求められています。
オンラインとオフラインの融合と相乗効果
今が、オンラインの有能性を理解するフェーズだといえばそうなのでしょうが、本当に重要で大変なのは、次のフェーズでオンラインとオフラインをうまく融合させ、相乗効果が得られる学習環境をデザインすることです。
それができれば、今回のコロナ禍は「いいきっかけだったね」と言えるのかもしれません。
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