マスク姿が人類のデフォルトに
新型コロナウイルス拡大の影響で、マスクが店頭から消えました。でも、なぜか道行く人を見ると、皆ちゃんと不織布タイプのマスクをしています。皆さんいったい、どこで調達しているのだろうと不思議に思います。
コロナの影響で、人類がマスクを着けているのがデフォルトになりつつある今日この頃。外を出歩くときは、靴を履くのと同じくらいマスクを着けるのがあたり前になってきた感がありますね。これは生物の進化の一種といえるのでしょうか。
今日の記事では、これまでのマスクの変遷をまとめ、そして今後、我々人類がwithコロナとして生きていく中で、どんなマスクが理想的かを考えてみたいと思います。
これまでのマスクの変遷
布マスク
昭和の時代は、マスクといえば、長らくガーゼタイプの布マスクが主流でした。綿織物を重ね合わせたマスクで、学校の給食当番なんかも白衣と合わせて着けていました。
子どもが着けるとかわいいもんですが、大の大人がこれを着けている当時の画像や映像を見ると、とても滑稽に見えます。まあ、過去のトレンドなんて多かれ少なかれ、そんなものでしょう。
不織布タイプ
次に、不織布タイプの到来です。体感的に、不織布タイプのマスクが主流となり始めたのは、2000年初頭頃からでしょうか。花粉症が本格的に認知されはじめ、その予防や対策について盛んに報じられるようになったのもこの時期でした。
マスクの進化
不織布タイプのマスクの色は、長らくホワイトが主流でした。たまにドラマや映画なんかで、医療従事者が着けているものに、薄緑色のマスクもありましたが、一般的に市販されているマスクはほぼホワイトでした。
しかし、東京五輪2020の誘致に成功し、外国人観光客が増加しはじめた頃から、マスクのカラーの多様化が少しずつ進みました。とくにブラックは、中国人が着けているイメージが強かったですが、今ではブラックを着けている日本人(とくに若者でしょうか)もよく見かけます。
そのほか、ポリウレタン素材でつくられたマスクもよく見かけるようになりましたね。水色やピンクなどのカラーが印象的でセクシーです。
海外のマスク事情
海外、とくに東南アジアや南アジアでは、ウイルスや花粉対策というよりも、大気汚染対策としてバンダナを口鼻にかぶせてバイクを運転する姿をよく見かけます。
withコロナ時代のマスク
そして、新型コロナウイルスが世界中に猛威をふるう今日では、上記のありとあらゆるマスクを総動員させて、なんでもよいから口鼻を何かで被せるのが、人類のデフォルト・ファッションとなりつつあります。
アベノマスク
日本国政府がマスク不足の対応策として打ち出した布マスク配布。各世帯に2枚ずつで、ファミリー世帯の場合は、家族全員に行き渡らないのが、夫婦喧嘩や兄弟喧嘩のもとになりかねない。実際に国会などで布マスクを着けている議員がいるが、それを見ると、どうしても給食当番を連想してしまう。これは、20世紀への後退か、あるいは、オマージュなのか。
防護マスク
コロナ患者を扱う医療従事者だけでなく、一般人も防護マスクを装着する人もいる。
こうしてみると、コロナの影響で、ここ数ヶ月の間、マスクと人類の距離がものすごいスピードで近づいている。
では、今後、withコロナの時代を生きる我々は、どんなマスクを着けて生きていくことになるのか、考えてみた。
withコロナ時代のマスク各種
ガスマスク
うまくいけば、そのままの格好で、原発の除染作業員のバイトにも行けるほどの徹底ぶりだが、本気モードすぎて遊び心が足りない気もする。ファッションは遊び心が大切だ。
世界各地のマスクを
メキシコのルチャ・リブレのマスク。コロナビールを連想させて、コロナウイルスとの闘いにも勝てそうな気がしてくるが、顔を隠しているだけで、肝心の覆うべき目・鼻・口を覆えていない。遊び心があればいいってもんでもない。
より硬い材質ならいいというわけでもない。
コスプレ
コスプレになると、そもそもの趣旨が違ってくる。
マスクの最終型前夜
アメフトのフェイスガードでは網の目が大きすぎて、ウイルスをガードできそうもない。
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アメフトのマスクよりはマシだが、剣道の「面〜!」は防御できても、コロナウイルスは防御できそうもない。
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剣道の防具よりさらに網の目が細かくなったが、これでもまだまだ不十分。
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withコロナ時代を生きるマスクの最終型
もはや、誰だがわからないが、この顔面の表面にデジタルのアバターを表示させればよい。
これが、これからの人類の定番マスクになることでしょう。これこそが「新しい生活様式」のひとつです。
オフライン・オンラインに限らず、日本語の授業もこの定番マスクを装着して行われると考えると、わくわくしてきますね!
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