日本語教師の大道芸人的な生き方

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にほんごまる
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みなさん、こんにちは。にほんごまるです。

日本語教師って、世界各国どこでもお仕事ができちゃう、広義のノマドワーカーですよね。

何を隠そう、わたくしも20代から30代にかけての約10年間は、日本語教師として世界各国を放浪してました。

東アジア、東南アジア、オセアニア、南アジア、中東、東欧、中米、南米など、旅をしながら人との出会いを通してお仕事のご縁をいただき、芋づる式に各国を点々としていました。

当時はまだインターネットも発達しておらず、人の紹介がとても強力な時代でした。

にほんごまる
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●●さんから紹介されて、ここに来ちゃいました。

訪ね先
訪ね先

おー、そうかそうか。●●は元気にしとったか?

では、今日からうちに住んで、ここで日本語を教えるとよい。

まるでドラクエの世界でした。

そして私自身は「大道芸人」そのまんまでした。

日本語という「芸」をひっさげて、寄ってらっしゃい見てらっしゃい、さあさあ、日本語を学んでみようじゃありませんか〜。といった文脈で、日本語を教えてました。

お客がある程度、飽和したら、次の町、そして次の国へ行き、そこでまた「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい」といった調子です。

その間、ほとんど日本にも、そして実家にも帰りませんでしたが、たまに帰省すると、両親からは「寅さんが帰ってきたぞ」と揶揄されてました。

私はその10年以上つづく旅を終えたのち、日本語教育の大学院に進んだのですが、そこでは、なんとまあ、旅の途中で出会った人、一緒に働いた人、いがみ合った人、大好きになった人たちなど、多くの人との再会があり、びっくりしたものです。

そう考えると、日本語教育という業界は、世捨て人、夢追い人、旅人の集まりであり、日本語教師は多かれ少なかれ大道芸人であるのだろうな。

以上、にほんごまるでした。

にほんごまる
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じゃ、またね!

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