みなさん、こんばんは。にほんごまるです。
宝塚歌劇団が好きな人って、熱烈に好きですよね。
ど素人の私からすると、何にそんなに魅了されるのか、まったくわからない。
ただ、ビジネスの基本として、コアなファンを獲得することは、基本中の基本ですね。
今日は、宝塚歌劇団の団員、通称タカラジェンヌを通して、日本語教育や日本を考えてみたいと思います。
日本語学習者の傾向
日本語学習者の多くは、アニメが好きですよね。男女問わず、みんなアニメ好き。
そして、女性の日本語学習だと、ジャニーズ好きが多いですね。すみません、わたくしは、ぎりぎり「嵐」ぐらいまでしか知りません。
男性日本語学習者だと、日本の伝統文化的なサムライや刀、忍者に魅了されているケースも多いですね。
日本のどんな面でも良いので、興味を持ってもらえることは、素晴らしいことです。日本語を勉強する者は、必ず日本経済論を学ぶべし、なんて原則もなければ、アニメやジャニーズはまだまだ子どもだね、なんて若年寄的な発想も私にはございません。
とにかく、多種多様な「日本」が世界に拡充して、世界各国の人々が「日本ってこんな国だよね」っていう考えをもって、その世界各国に散りばめられたそれぞれの考えが、日本を構成する、という考えを私は持っています。
余談ですが、〜はこうであるという「本質的な考え方」を否定して、すべては「イマココ」において、たえず再構成され続ける、というポストモダン化した考えは、世界を豊かにし、人々をハートフルにします。おすすめです。
多様な日本を発信しよう
「日本」ってひとつじゃない。同じ日本人でも、色んな日本をもっていて、それぞれが異なる認識で「日本」を捉えています。だから、日本語学習者も色んな「日本」に興味を持ってほしい。
アニメもいいけど、それだけじゃない。ジャニーズもいいけど、それだけじゃない。
たとえば、この間、記事を投稿した「落語」もいいですよね。
他にも色々とあるけど、たとえば、Jリーグやプロ野球などのスポーツでもいいし、アダルトビデオでもパチンコやスロットでもいいよ。
華やかさでいえば、宝塚歌劇団も日本語学習者を魅了することでしょう。
外国人の落語家が出現してきているように、宝塚歌劇団のタカラジェンヌを目指す外国人が、もっと増えてきてもいいんじゃないかな。
外国にルーツをもつタカラジェンヌ
宝塚歌劇団員は、必ずしも100%日本人じゃなくてもOKだそうです。そもそも100%日本人って何?って感じですが、まあ、ここでは便宜上、外国をルーツにもっていてもOKという意味で解釈しましょう。
外国にルーツをもつタカラジェンヌは、これまでこんな人がいたようです。
真鳳つぐみさんは中国、星条海斗さんは米国、神月茜さんはスウェーデン、安蘭けいさんは韓国、愛未サラさんはペルシャ、などなど。
いずれにしても、現役タカラジェンヌにも、多くの外国にルーツをもつ女性たちがいて、日本と外国のふたつのルーツを糧にして、宝塚の世界で、そして日本で活躍されているというのは、本当に素晴らしいことで、尊敬に値することです。
日本語学習者の興味を多様化しよう
もちろん、タカラジェンヌだけでなく、色んな「日本」に興味をもってほしいですよね。地方創生という文脈でも面白いかもしれませんね。
外国人が興味をもつことで、新たな視点が加わり、改めてそのものの価値を再確認する、ということは日本人にはよくあることです。
そういう意味では、日本人は懐が広いんだと思います。
日本語学習者の皆さん、是非、私たち日本人に「日本」を教えてください。よろしくお願いします。
エピローグ
今日は、宝塚歌劇団の話から、
・日本語学習者の興味を多様化していき、
・新しい日本を外国人に発見してもらおう、
というお話でした。
以上、にほんごまるでした。
じゃ、またね!
コメント