俺が日本語学校とキャバクラ店のブラックな関係を知ってしまったときの話

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俺

こんばんは、ねじれ日本語教師のサナダです。

俺が日本語学校の校長と飲みに行き、二軒目にハシゴした店がとんでもなくヤバめだった話のつづきです。

ヤバめのピンク系のお店は、前職の営業マン時代に色々と経験したが、この日、校長に連れて行かれたお店のヤバさは、別次元のヤバさだった。

日本語学校とキャバクラ店との特別な関係

入店後、圧倒的な違和感の原因が何なのかに気づいた俺は、マンガのように大声を張り上げて驚いた。

俺

校長!この店のコたち全員、我が日本語学校の学生じゃないですか!

校長
校長

サナダ先生、よく気づきましたね。鋭い指摘です。

そこにウェイターがオーダーをとりにテーブルに近づいてきた。

ボーイ
ボーイ

校長先生、ご来店ありがとうございます。今日のお飲み物はいかがなさいますか?

校長
校長

ポンちゃん、ボトル開けてよ。今日は職場の先生を連れてきたからさ。

ウェイターは一瞬だけ眼光を光らせてから俺を見て言った。

ボーイ
ボーイ

ご来店ありがとうございます。校長先生にはいつもお世話になっております。

どうやら、校長は本当にこの店の常連のようだった。

校長がどんな店でどんな遊びをしようが、俺は少しも驚きはしないが、この店のキャバ嬢が全員、日本語学校の学生であることには、驚きを隠せなかった。

これはどう考えても、日本語学校とキャバクラ店との間に、何かしら特別な関係があるに違いなかった。

俺

校長先生よぉ、あんた本当はどっちの世界の人なんだい?

ブラックなトライアングル

ウイスキーボトルがいい音を立ててグラスにつがれた。高級なボトルは音が違うんだ、と前職の部長がよく言っていたのを思い出した。

しかし今、この高級ウイスキーのボトルがたてる音は、妙に薄気味悪く、危険な香りがした。

日本語学校の学生たちは、それぞれのテーブルにつき、厚化粧につくり笑顔を浮かべて接客に勤しんでいた。

俺と校長は一番奥のテーブルに陣取り、暗がりのソファから店内を見渡しながら、ウイスキーを舐めた。

校長
校長

サナダ先生、この光景をどう思いますか?

俺

うーん、そうですねぇ、なんか日本人客と外国人店員とで役割の線引きがあって、ものすごく不健全な感じがしますね。

それを校長は笑い飛ばした。

校長
校長

サナダ先生、馬鹿言っちゃいけませんよ。彼女たちの様子をよく見てごらんなさい。そして接待をされる日本人たちも。皆んなが皆んな、生き生きと幸せそうな表情をしてますでしょう。

俺

・・・そうかな・・・。

校長
校長

これぞまさしく、国際交流ってやつなんです。私はその仕掛け人になることで、他人の交流もコーディネートすることが今の生きがいなんですよ。

キャバ嬢として働く日本語学校の学生と日本人客のエロオヤジとがこのキャバクラで戯れることが国際交流だとしても、まあ百歩譲ってそうだとしても、なんでキャバ嬢が全員、我が日本語学校の学生たちなのかは、どうしても腑に落ちなかった。

俺は意を決して校長に聞いてみることにした。

俺

校長、ところで、なんでキャバ嬢が全員うちの日本語学校の学生なんすか?

校長
校長

ああ、最初から決まってたんです。ただそれだけのことですよ。

俺はよくよく話を聞いてみると、ここでキャバ嬢として働く日本語学校の学生は、来日前からこのキャバクラで働くこと前提で来日し、日本語学校に入学するとのこと。

マジか!

俺にはその構造が新手の人身売買としか思えなかった。

日本語学校とキャバ嬢とキャバクラ店のトライアングルな関係を図にすると、ざっとこんな感じだ。

俺

こ、校長、それって人道的にかなりやばくないっすか・・・?

校長
校長

なーに言ってるんですか、サナダ先生。学生たちは日本人と話す機会をこの仕事を通して得ているんですよ。生き生きと日本語会話に興じて、それでお金がもらえるなんて、そんな素晴らしい話が他にあるんですか?

俺はこの校長がふざけて言ってるのか、本気でそう思ってるのか、よく分からなくなってきた。

いずれにしても、この校長、本性はかなりのブラックサイドなビジネスマンのようだった。

俺は俺、他人は他人として、深入りせずに付き合っていこう、そう思った瞬間、校長が俺にある提案をしてきた。

校長
校長

サナダ先生、ひとつお願いがあるんですが、「仕入れ」の仕事をサナダ先生に担当いただきたいんです。

仕入れ??

校長
校長

ほれ、先生はロシア人美女の巨乳の話とか、授業で下ネタ使って日本語教えたりしてるじゃないですか。だからこそ、その特性を生かして、是非とも「仕入れ」で活躍いただきたいんです。

そのときの俺にはまだ、校長が言う「仕入れ」が、各国の現地から学生(キャバ嬢)を選別して日本に連れてくる仕事だとは微塵も理解していなかった。

<つづく↓>

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