外国人タクシー運転手と日本語教育

スポンサーリンク

外国人タクシー運転手の現状

日本で外国人のタクシー運転手って見たことあります?

私はこれまで一度も見たことありません。

タクシーの車内には名札が提示されているので、運転手が外国人ならすぐにわかるものですが、それでも見かけない。ということは、外国人タクシー運転手の絶対数はまだまだ少ないのでしょう。

ただ、東京五輪の関係もあり、インバウンド向けに外国人タクシー運転手を増やしていこう、という流れがあるようです。

外国人ドライバーの採用拡大

日の丸交通では、「外国人のドライバー募集!」の広告を打ち出して、外国人ドライバーの採用を積極的に行っています。これが軌道に乗れば、他社も外国人ドライバー採用に動き出すことでしょう。

現在、日の丸交通には、52名の外国人ドライバーが在籍しているようです。国籍も東アジア、東南アジア、南アジア、中東、西欧、アフリカなど、様々です。

同社のページ、面白いですよ。
https://hinomaru.tokyo/recruit/foreign/

女性のタクシー運転手だって一昔前までは皆無だったのに、今じゃあたり前ですから、外国人ドライバーだって、すぐに見慣れた光景になるかもしれませんね。

外国人が日本でタクシー運転手になるには

しかし!外国人がタクシー運転手になるには、そう簡単にはいかないようです。

まあ、日本人でもタクシー運転手になろうと思ったら、それなりに下積み必要ですもんね。Uber Eatsの配達員になるのとは次元の違うこと。至極当然でしょう。

ということで、今日は外国人のタクシー運転手に日本語教育を絡めて考えたいと思います。

そもそも外国人がタクシー運転手になれるの?

まず初めに、ここから確認していきましょう。外国人が日本でタクシー運転手になれるの?

結論から言うと、なれます

ただ、一番大きな問題として「就労に制限のない在留資格」を持っている外国人に限る、というところ。

就労に制限のない在留資格って何?

就労に制限のない在留資格って何?と思うかもしれません。

簡単にいうと、

 ぽっと来日して、さっとアルバイトや就労して、数年で帰国しますよ、という前提の「出稼系外国人」

⭕️「日本に腰を据えてる系外国人」

就労に制限のない在留資格は、以下の4つです。それ以外の在留資格は制限ありなのでダメ、絶対。
○永住者
○永住者の配偶者等
○日本人の配偶者等
○定住者

※ここでわかりにくいのは「定住者」の定義ですが、大枠としては広義の「日系」に関わる人々っていう理解で、ひとまずOKです。

上の4つのいずれかの在留資格に該当すれば、就労に制限のない在留資格となりますので、外国人であっても、タクシー運転手として日本で活躍できます

が、ようやく日本人と同じ条件の土台に立ったというだけで、ここからがタクシー運転手になるための本質かもしれません。

タクシー運転手ってどうやってなるの?

それでは、就労に制限のない外国人がタクシー運転手になるための要件を見てみましょう。

○第一種運転免許(普通免許)取得後、3年以上経過
○第二種運転免許取得
○日本語能力試験(JLPT)N3レベル相当以上

一種免許と二種免許については、日本人と同じ要件ですね。

一種免許を取ってから3年以上経過ってところが、ぽっと来日して、さっと稼ぎたい系の外国人には無理、っていうお話ですね。

二種免許の壁

ただ、一種はなんとかなったとしても、二種免許取得はそれなりの受験対策が必要になりそうですね。合格率も二種の方が低く、また、二種の学科試験では、旅客法という馴染みのない内容も試験範囲となっており、ただでさえ日本語にハンデのある外国人には、難しい試験であると言えるでしょう。

日本語能力試験N3という基準

外国人特有の要件は「JLPT-N3」相当の日本語能力を要することです。

このN3相当というのは、様々な業種で指標となっているようですね

しかし、これはあくまで、タクシー運転手になるためのスタートラインにつくのに必要な要件で、実際にタクシー運転手として路上を流しはじめたら、N3相当では足りないでしょう

タクシー用語や地理・店舗に精通する必要もありますが、まあ、そこは所属企業での研修を積んでいくことになるのでしょうか。

日本語教育の役割

日本語教育業界としては、

○「N3」という具体的な目標と結果にコミットし、

○「タクシー業界」x「日本語教育」という異業種間でのコラボ

という役割参加したいものです。

とくに「外国人ドライバー採用拡大」という文脈においては、様々な貢献ができるはずです。

まとめ

以上、今回は外国人タクシー運転手について取り上げてみました。

以下は、今日のまとめです。

外国人がタクシードライバーに応募するための要件
○就労に制限のない在留資格を持つこと
○第一種運転免許(普通免許)取得後、3年以上経過
○第二種運転免許取得
○日本語能力試験(JLPT)N3レベル相当以上

外国人ドライバーを目指す方々、グッドラック!

以上です。

GO DRIVERSITY. 以下は日の丸交通の採用動画です。ご参考まで。

それでは、また。

コメント

タイトルとURLをコピーしました